パピーズママ
イタリアングレーハウンド(イタグレ)専門ブリーダー パピーズ・ママ
イタリアングレーハウンド(イタグレ)に限らず犬族には非常に致死率の高い感染症がいくつかあります。
予防のためのワクチン接種や薬の飲用を怠ると本当に危険です!
犬を飼育する者はどの様なことがあろうとも必ずこれらの予防を欠かしてはいけません。
これらの予防行為は獣医師により施されますので、動物病院に行った際確認してください。
貴方が怠った為にご自身の愛犬のほか他所様の犬たちにも感染させ死に至らせることもあることを忘れてはいけません!
動物の愛護及び管理に関する法律が改正され年々厳しい規制と罰則が科せられております。
なのに何故、法義務にされないのか不思議なことがこの感染症予防です。
犬たちの命を守るためには何よりも必要なことなのに。
動物愛管法には規定が無くとも飼育者は毎年必ず行うこととして忘れないでください。
ワクチン接種により予防できる・軽度で治癒できる感染症。
1.犬ジステンパーウイルス(CDV)
罹患した犬の鼻汁などを介した飛沫・接触感染です。
免疫機能の低い子犬や老齢犬は特に感受性が高く、感染後3-5日で急性の発熱が起こり、ウイルスの全身拡散に伴い、結膜炎、鼻水、激しい咳、血便を伴う下痢が続発します。
末期ではウイルスが神経系に達し痙攣や麻痺など神経症状を示し死亡することとなります。
致死率は90%と非常に高いのですが、特異的な治療法は無く、予後も神経症状などの後遺症が出ることがあります。
2.犬パルボウイルス感染症
罹患した犬の糞便などに含まれる犬パルボウイルスを口から摂取することで感染します。
主に小腸の粘膜に感染して破壊することで下痢や血便、嘔吐などの症状がみられ、重度の脱水や食欲不振、元気消失を伴い、死に至ることがあります。
生後2~9週齢の子犬では心筋炎を起こし突然死をする場合があります。
特異的な治療法は無く、対症療法・補助療法しかありません。
予防薬の飲用により寄生虫を駆虫・予防できます。
1.フィラリア症(犬糸状虫症)
日本国内で人間を吸血するごく普通の蚊によりフィラリア(犬糸状虫)を媒介されます。
地域によって時季は異なりますが、蚊が出るシーズンは特に注意が必要です。
フィラリアが血管や心臓に寄生することにより、咳、呼吸困難(肺水腫)、チアノーゼ、心臓の雑音、むくみや腹水などの症状が出ます。
心不全、肺障害のため心臓や血管に負荷が掛かっておりますので吸器や循環器を中心とした合併症に警戒し、治療には時間も必要で生命を脅かすことになります。
以上、3つの疾病予防は確実に行ってください。
お散歩やドライブ、ドッグラン等で感染する可能性は勿論のこと、ご自宅内だけで飼育されている場合も人間がウイルスを持ち込んでしまったり、蚊の媒介によって感染するケースも多々あります。
これらの対策は過度な予防ではなく、必要必須な感染症予防の対策です。
動物病院でのワクチン接種の場合、4~8種類の感染症を予防できる混合ワクチンを接種されるケースがほとんどです。
信頼できる獣医師の指示に従ってください。
100%の接種が行われれば世の中から消え去る感染症です。
一刻も早い撲滅を願います。